建築日記

M邸 電気配線のなぞ

2010年8月25日 

2階のフローリングは山積みになってる杉の厚板を貼っていきます。

 

杉の厚板を慎重に貼っています。

無垢材で傷つきやすく、ご覧のとおり足元もおぼつかないので・・・

 

 

実はこの床材は、2階の床 兼 1階の天井の仕上がり材となります。

コストを若干下げるための手段ではありますが、問題がないわけでもありません。

(説明とご理解が必要となります)

 

 音の問題・・・厚板ですがしょうがありません。(なにしろ一重ですからね~)

 最近の合板で固められた住宅に比べると、若干、水平剛性が弱まります。

 現場の職人さんも作業しにくいです。

 

でもやっぱり無垢はいいですね~。

 

 

では、天井裏の電気配線はどうするのかというと・・・

床を支える梁に溝を掘って必要なところへと配線をしていきます。

 

ご覧のとおり!

 

下から見ると、梁の真ん中から配線が。

ここに照明が付くようになります。

 

コストダウンにつながる要素として、大工さんの作業工程が減るわけではありますが、

設計・計画には通常以上の時間がかかります。

どうぞご理解くださいませ。